『あの頃』に似てるから
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アイスホッケーのアジアリーグ06-07シーズンが到来した。

氷上は美しく遠い舞台だ。
白く光る氷を眺めながら、つい物思いにふけってしまう。

眼下では選手がぶつかり合い、荒く氷を削り、パックを奪い合っている。
アイスホッケーは音と展開のゲームだ。

ベンチには、セルジオ越後氏の姿があった。
今年から、日光神戸アイスバックスのシニアディレクターを務めている。

サッカーとは違う畑に情熱を注ぐ理由は?

との問いに、
コラムニストのえのきどいちろう氏が答えてくれた。
セルジオさんをこの世界に導き入れた張本人だ。

「それはたぶん、30年前の『あの頃』に似てるから」

あの頃、とは、サッカーの日本リーグがまだ立ちゆかなかった頃。
セルジオさんは日系とはいえ、助っ人外国人として来日し、
以来30年余り、サッカーの伝道師として全国を渡り歩いてきた。
教えたサッカー教室の生徒数は、のべ50万人に上るという。

サッカーと同じように、ホッケー人気はオレがこれから作り上げていく。
そんな思いをセルジオさんは抱いているのだろうか。

アイスホッケー界には多くの日系人が活躍するが、
南米大陸出身の日系人は、
選手・指導者・フロント通じて最初で最後の存在かもしれない。

風変わりな存在が、今シーズンのアイスホッケーを面白くする。
本当の意味での助っ人外国人は、セルジオさん本人なのだと思う。

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by fotalk | 2006-09-27 12:04


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