カテゴリ:空&雲( 3 )
リニア
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ここへ来て、ふと立ち止まる。
振り返れば、この場所にいることは線的な必然であり、
回帰不可能な道はこの先も続いていく。

空の交差点は、とどめておけない。
今、決めなければ。
今、見つめなければ。
ねじれた物思いでいては、風景から疎外されてしまう。

(写真:マドリット上空)
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by fotalk | 2007-09-11 21:57 | 空&雲
旅に
f0085650_113663.jpgたましいの海原を遠くにみながら
ぬけがらはすぎていく
ぽきぽきとした時の流れが
不器用な風になり
分厚いかなたに溶け込んでいく

ゆだねる私の心臓は
おともなく風もなく
水面に対峙しながら
赤く血を染めて

おちょぼ口の魚がUターンをした
虹がどんな記憶を持っているのかしらない

首根っこにそそぐ光
私は何色の夜になろう
折り重なる光の粒の
ほんの少しでいいから
手のひらにつかみあるいていく


(地中海上空)
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by fotalk | 2007-06-23 11:36 | 空&雲
東京タワー
霞食って生きてるわけじゃあるめぇし、
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という言い方があるんだけどね、ふふふ。仙人の食べ物は霞だったって知ってる?」

ただ人の私たちは、関西風の焼いただけのウナギをつついていた。
ツァイス研究家としてよく知られるT氏は話を続けた。

「君、仙人のように世を忍んで暮らす日本の影の実力者達に、
気象というものをどうとらえているか聞いてみたら。霞じゃなくて何を食ってるのかって。」

「私がどうやってそんな実力者に会いに行けるんですか。
第一、そんな失礼なこと聞けませんし。」

T氏のシュールな冗談を聞きながら、おととい東京タワーから見た景色を思い出していた。

雨上がりに霞む東京。
刻々とクリアになっていく空に沈む夕日が、それはそれは美しかった!
特別展望台で日没まで、いや、沈んでしまってからも色が変っていく空を眺めていた。

著名な雲の写真家と一緒だったし、
写真を撮っては、あそこに彩雲が、あそこに幻日が、とふたりで指差しながら、また写真を撮った。
気づいたら3時間近くが経っていた。

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(asさんとdaraxf7さんのエントリーに便乗して)
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by fotalk | 2006-07-05 01:02 | 空&雲