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伝説の写真家 その2
同行の友人が横浜美術館でのカタログを取り出し、先生にサインをお願いした。
伝説はカタログをめくり始め、
「森山大道、あいつがこの写真のことなんて言ったかしってる?えへへ…」
といちいち解説してくれる。
自分の写真にとても愛情を持っているのだろう。
森山大道の名前を口にしたときにも、親しげな情のこもった言い方をした。
眺めては思い出したようにエピソードを語る。

黒いサインペンじゃ嫌だ、赤はないかと言うので、
3色ボールペンの赤を取り出すと、無事にサインをしてくれた。
らしくていい。

先生は横須賀線の窓から見える工場のロゴを眺めていた。
赤いロゴを見つけると、
「横浜だから赤なんだね」と言って自分で納得している。
ただ座って窓の外を眺めているだけなのに、
その姿があまりにも面白くてかわいい。

当初は逗子駅から目的地の長者ヶ崎まで、海沿いの道を歩く予定だったが、
逗子駅につくと、「一色海岸」行きのバスが停まっていたので、これに乗り込んだ。
「これで天皇の家(御用邸)まで行こう」。
先生の言葉は時折こういう社会派だったころの表現が垣間見える。

一色海岸に着くと、先生はうれしさのあまりバスを飛び出した!
「お、お客さん、お金払ってください〜」と運転手が叫んだが、
すでに横断歩道のど真ん中。
仕方なく私たちが代わりに支払い、運転手に嫌みを言われるはめになった。

ここまでがとても遠かった。
とにもかくにも葉山の街に降り立つことができた。
 
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by fotalk | 2008-07-27 15:24
伝説の写真家 その1
とあるご縁で、中平卓馬先生の葉山撮影に同行した。
11時。私がお家に迎えにあがると、伝説はアジの開きを食べていた。
初対面で人見知りしているようである。
暴れん坊将軍が終わるのを待って、
何度サブちゃんが出てきたか確認してから出かけた。

家の前の川のほとりで、蛇を見つけた話をする。
身を翻して、壁との2メートルくらいの距離をさして
「こっからあそこくらいだった」
「子供たちが見つけたのをおまわりさんが来る前に逃がしたんだ」と言う。
この蛇の話はかなり有名だったので、目の前で語りだしたときにはすごく感動した。

綱島でバスを降りたら、まず「行きつけの喫茶店」というドトールにて一服。

CanonのF1、100ミリマクロ、カラーポジ(Provia100だった)、赤い帽子、ショートホープ。
しかし、すべてが伝説通りだ。
 
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by fotalk | 2008-07-24 08:43 | 雑記